次の対話は、担保物権の性質に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。
- ア
教授:まず、民法の規定する担保物権全般について聞きます。民法の規定する担保物権のうち、留置権以外にも、留置的効力を有するものはありますか。
質権にも留置的効力があります。
- イ
教授:民法の規定する担保物権には、付従性がありますか。
民法の規定する担保物権には、全て付従性があります。
- ウ
教授:民法の規定する担保物権のうち、存続期間の経過によって被担保債権から独立して消滅するものはありますか。
不動産質権は、その設定が更新されないまま存続期間を経過した場合には、被担保債権の弁済期に関係なく、被担保債権から独立して消滅します。
- エ
教授:次に、民法の規定する担保物権のうち約定担保物権について聞きます。民法の規定する約定担保物権には、優先弁済的効力がありますか。
民法の規定する約定担保物権には、全て優先弁済的効力があります。
- オ
教授:民法の規定する約定担保物権は、債権を目的とすることができますか。
民法の規定する約定担保物権は、全て債権を目的とすることができます。
1 アイ2 アエ3 イオ4 ウエ5 ウオ
正解:3(イオ)
注意書き
- 以下の試験問題については、国際物品売買契約に関する国際連合条約(ウィーン売買条約)の適用は考慮しないものとして、解答してください。
- 第4問から第23問までの試験問題については、商法の適用は考慮しないものとして、解答してください。
出典:法務省「令和4年度司法書士試験問題」を加工して作成