次の対話は、訴訟費用に関する教授と学生の対話である。教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。
- ア
教授:裁判所は、当事者の申立てがない場合であっても、事件を完結する裁判において、訴訟費用の負担の裁判をしなければなりませんか。
裁判所は、当事者の申立てがない場合には、訴訟費用の負担の裁判をする必要はありません。
- イ
教授:民事訴訟法上、訴訟費用の負担の原則については、どのように定められていますか。
訴訟費用は敗訴の当事者の負担とすると定められています。
- ウ
教授:それでは、原告の請求のうち一部は認容されたが、一部は棄却された場合に、訴訟費用の全部を被告に負担させることはできますか。
その訴訟における具体的な事情にかかわらず、一部しか敗訴していない被告に、訴訟費用の全部を負担させることはできません。
- エ
教授:次に、当事者が裁判所において和解をした場合において、訴訟費用の負担について特別の定めをしなかったときは、訴訟費用の負担はどうなりますか。
この場合の訴訟費用は、当事者の各自が負担することになります。
- オ
教授:最後に、当事者は、裁判所がした訴訟費用の負担の裁判に対して、独立して不服を申し立てることはできますか。
訴訟費用の負担の裁判に不服がある者は、その裁判について即時抗告をすることができます。
1 アウ2 アオ3 イウ4 イエ5 エオ
正解:4(イエ)
出典:法務省「令和5年度司法書士試験問題」を加工して作成